高度経済成長期に行われた工事とは

国民の生活を変えた高度経済成長

国が主導する建設

高度経済成長を実現する一つの重要な政策が「所得倍増計画」です。
この中で打ち出されているのが太平洋ベルト構想というもので、京浜・中京・阪神・北九州といった工業地帯とその周辺の工業地域の発展を目指したものです。
こういった地域の産業発展が進む中、一方では地域格差が現れはじめます。

そうした状況を受けて、1962年から全国総合開発計画というものが打ち出されました。
これは全国に新産業都市といった拠点を設置し、それらの地域で産業発展を実現することにより現状の格差を是正していこうというものでした。
計画の目的が達成されたかどうかについてはさまざまに見解が分かれますが、多くの建設事業が国の政策によっていたことを示す一つの例であるといえます。

交通網の発展

1960~70年代は高度経済成長期の只中であるとともに、日本が世界中から注目を集めた時期でもありました。
「東洋の奇跡」と呼ばれた見事な経済成長は他のアジア諸国に対しても刺激を与えました。
そして国際的な地位を高めた日本は、この時期にいくつかの国際的イベントを開くことになります。

海外から多数の外国人を呼ぶうえで、各種施設の整備を行うことは必須でした。
そのほかにも宿泊施設として多くのホテルがたてられました。
しかし欠かせないのは、現在の私たちが恩恵を受けている新幹線といった交通網の整備です。
日本初の新幹線がこれを契機に開業したほか、高速道路網の整備が進みました。
こうした建設により輸送手段の大幅な向上が見られ、移動時間の縮減を実現することに成功したのです。


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